小さなトラウマ

ビニへ

元気にしていますか?

 

2023年4月19日。1年前の今日。

初めて好きになったアイドルグループのメンバーが亡くなりました。

4月20日の朝、目を覚ますと沢山の友人からのメッセージや不在着信があったこと。スマホを開くと信じられないニュースが入っていたこと。とにかく信じられなくて涙も出なかったこと。1年経った今でも鮮明に覚えています。

あの日は朝からバイトが入っていて頭が真っ白なままバイトに行きました。

バイトを終えて家に帰って、ようやく内容を理解することができて。もう涙が枯れるんじゃないかってぐらい泣きました。

彼は私の中で2推しではあったものの、私が初めてヨントン(オンラインサイン会)をした相手だったこともあり、とても大きな存在でした。

 

ヨントンで上手く韓国語を話すことができず、彼を困らせてしまったことが悔しくて、でも日本語で「また会いましょう」って言ってくれたことが嬉しくて。次話す時は韓国語で会話できるようになるんだって彼のおかげで韓国語の勉強を始めました。

そこから違うグループも好きになってまた別の推しに会うことが増えて、でもそこで韓国語で会話ができたことが嬉しくて。

早くまた彼と話したいと思っていた矢先での訃報だったので更にまた悲しみが大きかったです。

 

運がいいのか悪いのかわかりませんが、訃報を受けた2日後、私は違うグループのライブに行く予定があり、暗くて重い気持ちのままライブに行きました。

ライブは楽しかったし幸せだったのですが、幸せだった分、終わりが近づくにつれて「この推しも彼みたいに急にいなくなってしまったらどうしよう」という気持ちで頭がいっぱいになり、ライブが終わる頃には周りに心配されるほど号泣していました。

更にこのライブの後にはメンバーが私たちを見送ってくれるお見送り会があり、私は推しの前で号泣している姿を晒してしまいました。本当に申し訳ない。

お見送り会が終わっても涙は止まらずどんどん増すばかりで、事情を知っている友達が慰めてくれたのですがこの出来事が軽くトラウマになってしまい、私はライブに行くのを避けるようになってしまいました。

 

正直1年経った今でも、彼が亡くなったことが信じられない時があります。動画サイトで検索をすれば動いている彼を見ることができるし。本当はまだどこかにいるんじゃないの?って。まだ受け入れるには時間が必要なのかもしれません。

彼を追いかけようと思ってしまったこともあったし、周りにもそれを心配されていました。

でも今私にできることは彼の分まで生きること。彼がこの世界に残したことを伝えること。そして何よりも彼のことを忘れないことだなって気づくようになりました。

 

私は彼の死を経験してから小さなトラウマができてしまいました。

そんな中で超特急に出会い、「この人たちのライブなら最後まで泣かずに楽しめるかもしれない」と思えたのです。

5月26日の初乗車は私にとって大きな意味のあるものになりそうです。

また乗車後、初乗車ブログ書こうと思います☺︎︎︎︎

 

 

1年前の私へ

新しい推しにも出会って少しずつだけど前を向けてるよ。耐えてくれてありがとう。